キャッチャーは野球チームにおいて非常に重要なポジションであり、その役割は単なる捕手だけではありません。
彼らは試合の重要な役割であるホームベースを守る最後の砦としての役割を担っておりピッチャーと連携して相手打者をコントロールします。
キャッチャーの役割や必要なスキル、向いている人物像は向き不向きがあります。役割で一番初めに大事になるのが、ピッチャーとの連携です。
野球の試合で一番得点に絡むプレーを行うのもキャッチャーで、ピッチャーと密接に連携し、投球の戦略を立てることで相手から得点を取られることがないようにします。相手打者の弱点やピッチャーの得意球を把握し、状況に応じてサインを出します。
守備陣の動きを指揮するのもキャッチャーの役割です。走者が進塁しにくいように状況を判断します。ランナーの動きや進塁意図を見抜き、正確な送球でベースランニングをコントロールすることも行い、球場内の監督としての役割を持っています。
ピッチャーが投球する際、キャッチャーは正確なフレーミング技術を使ってボールのコースを良く見せ、審判に好印象を与えることでボール・ストライクの判定が有利に働くことがあります。
塁上のランナーに対しては的確な牽制を行います。足に自信がある選手は常に盗塁を狙われているので、ホームベースから2塁への進塁を阻止するのもキャッチャの実力に掛かっています。
不確定なピッチに対しても正確に地面に落ちたボールを阻止するブロッキング技術が高い事は、ボールに対しての恐怖心がない事を示し、ボールを怖がってしまいピッチャーの冒頭を体で受け止める自信がない人はキャッチャーに向いているとは言えません。
キャッチャーに向いている人物は、試合を統率し、ピッチャーや守備陣とのコミュニケーションが欠かせないので、リーダーシップと意思疎通のスキルが必要です。
また、試合中は瞬時に状況判断を要求されるので、常に高い集中力を維持し、冷静にプレーすることが求められます。
速いボールへの反応や予測が要求される状況に応じて臨機応変にプレーできる適応力も重要です。
打者としてもプレーすることがあるため、失敗に対しての強靭なメンタルが必要です。不屈の意志でチームを引っ張ることが求められます。
キャッチャーは試合の司令塔とも言える存在であり、その役割は単なる捕手以上にあります。力強い守備と的確な判断力、そして仲間との協力によって、キャッチャーは野球の試合において必要な存在となっています。
